『 屋上緑化・壁面緑化の方法を知りたい 』
『どんな資材が必要か?』
『メンテナンスが 簡単な方法を探している』
そんな方へ向けて書いています。
選び方次第で、完成してから後悔しない 屋上緑化・壁面緑化を設置しませんか!
屋上緑化・壁面緑化のメリット
はじめに、屋上緑化・壁面緑化の行うメリットを5つご紹介させていただきます。
屋上・壁面の断熱効果
屋上緑化を行った場合のデータです。
夏季:コンクリート表面より緑化底部の方が約20度低く、温度変化が少なくなります。
夜間の熱の蓄積が少なくなるので、冷房が効きやすくなり過ごしやすくなります
冬季:特に直下階では、暖房の保温効果があります。
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壁面も屋上と同様に、断熱効果が期待できます。
屋上・外壁コンクリート面の保護
屋上緑化を行った場合の写真データです。直射日光や風雨にさらされないため、
緑化部分下のコンクリートは、劣化が少ないのが分かります。
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クラックがない
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クラックが多い
壁面も屋上と同様にコンクリート面が保護されます。
日影と目隠しの創出
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屋上緑化・壁面緑化を行った場合、
- 緑陰の効果により木陰が生まれ、やわらかな空間が生まれます。
- 目隠ししたい箇所のプライバシーの保護に役立ちます。
- 近隣へは、目隠し塀より、ソフトなイメージになります。
空間創出効果(未使用空間の利用)・アメニティ効果(快適感向上)
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『この私の子供たちも、おかげさまでもう成人しました』
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α波の増加→リラックス感の向上します
ヒートアイランド現象の緩和(都市気象の改善効果)
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屋上緑化を行った場合、
・大阪の温度上昇は、2.1℃/100年、(全国平均は1℃)真夏日は、30年で1.4倍に増加している。
・東京都23区内の全陸屋根面積の86%を緑化した場合、最高気温が0.2~1.4℃程度低減する。
壁面緑化も普及すれば、さらに大きく効果が期待できます。
屋上緑化のポイント・注意点(計画をする前に・・・) *多くは壁面緑化にも共通します。
次は、屋上緑化を計画する前に、注意する点です。
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荷重→屋上緑化による建物への負担を軽くする
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防水→水漏れを起さない様に
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各防水工法の物性を理解し、弱点をカバーする対策が必要です。
植栽の選び方→屋上緑化に適する草花・樹木
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植物への自動潅水設備と確実な排水
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屋上緑化のメンテナンス→美しく長く付き合うために
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タイプ別 屋上緑化の資材
いよいよ、屋上緑化を設けるために必要な材料のご紹介です。
屋上庭園
花壇枠・見切り材、プランター
GRC製品
(グラスファイバーコンクリート製品)
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GRC製花壇枠・見切り材
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GRC製プランター
FRP製プランター
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リサイクルプラスチック製花壇枠・見切り材
重量・作業性の問題が大きいので、 軽量・施工性の良い製品が役立ちます。
ペットボトルのキャップを再生した製品であり、環境にも優しい商品です。
植栽基盤
防水処理を施した躯体の上に、
耐根シートを敷設します。
植物の根が防水層に侵入するのを抑制します。
ソイレンシートDK
t2mmW1.5mL50m
耐根シートの上に、
排水マットを敷設します。
余剰水分を速やかに
外部に排出します。
ソイレンマットM-30
t30mmxW1mL1m
排水マットの上に、
透水フィルターを敷設します。
土壌が流れだすのを防ぎます。
ソイレンフィルターA
t1.1mmW2mL100m、
W1mL100m
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発泡スチロール製の
貯水排水マットを
一番最初に開発したのは、
積水化成品工業㈱です。
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軽量土壌
透水フィルターの上に軽量土壌を敷設します。
使用地域、コスト、植栽に応じたタイプをご提案します。
下部の荷重制限が厳しく、
より軽量化が必要な場合には、
EPSブロック(嵩上材)を使用します。
樹木用地下支柱
- 飛ばされたり倒木の可能性のある樹木に必要になります。
- 大きく広がったベースの上に乗る土壌の重量とその土壌の粘着力で支持します。
- 表面に支柱がない分根元がスッキリとして、「林のような自然な風景になる」と言うメリットもあります。
自動灌水設備
- 屋上緑化には、ゆっくり全体に染み渡るよう散水できる点滴式灌水チューブが適しています。
- あらかじめ1年間の散水プログラムを入力できる年間制御コントローラーの利用が非常に便利です。
- 屋上緑化の場合、スプリンクラーは、風による影響のため、1年を通して安定的に撒くことが困難です。
- 既存建物では、動作させるための水圧の測定が必要となります。水圧不足のため加圧ポンプの設置の検討が必要な場合があります。
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植栽部の地表に配管します。
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芝下に埋設もできます。
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園路部(人工芝・ウッドデッキ)
リアル人工芝を組み合わせて利用するとメンテナンスが簡単です。
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また、人工木材のウッドデッキは、色あせが少なく耐久性があり、メンテナンスも簡単です。
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植栽について
ご希望をお伺いした上、屋上庭園に適した植物をご提案させていただくこともできます。
当社がおすすめする 複層ボーダー植栽工法では、中・低木~地被植物をバランスよく配置します。
- 季節ごとの植え替えの必要なく、ローメンテナンスで四季折々の花が楽しめます。
- 都度、計画場所のさまざまな条件に合わせたプランを作成いたします。
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薄層緑化・屋根緑化
芝生育成用マット型
超軽量・薄層で芝生の緑化が完成します。
地被植物~小型低木まで可能な厚手タイプもあります。
軽量土壌を用いるよりも軽量で緑化できます。
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地被植物パレット
地被植物~小型低木まで育成可能なユニット式タイプで緑化できます。
セダム類緑化パレット
乾燥に強い多肉植物のセダム類をあらかじめ植栽した樹脂製パレットを現場で設置施工します。
雨水だけで生育するタイプを選べば、散水作業が不要です。
タイプ別壁面緑化の資材
登はん式(下部基盤設置)
- 登ハンマットと立体金網を一体化した資材です。
- 下部に自然地盤もしくはプランターの設置が必要です。
- 常緑の付着型つる植物(ヘデラ類)の登はんを促進させ、登はん緑化に用いることを
可能にしました。 - 常緑のヘデラ類を主体とすることで剪定管理を省力化できます。
- 壁面の高さが3m以上の場合は、ヘデラ類を基本種とし、
生長が早い樹種(巻ツル植物)を混植することをおすすめします。
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ユニット式
壁に横向きにポコポコ草花が植わっているイメージになります。
完成直後から緑を楽しむことが出来ます。
ただし、メンテナンスは定期契約によりプロが行う必要があります。
一体パネル型
こちらも壁に横向きにポコポコ草花が植わっているイメージになります。
完成直後から緑を楽しむことが出来ます。
連続した基盤で曲面施工を可能とした多品種植栽の
壁面緑化システムです。
このタイプも、メンテナンスは定期契約によりプロが行う必要があります。
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ワイヤー式
自力ツル巻き型植物の植栽が必要です。
が繁茂するまで、ステンレスワイヤーの張り方の模様が楽しめます